おっと、大畑です。
「住まいはお金のためだけではない」。これは多くの人が共感する意見でしょう。家族の幸せや暮らしの質を考えると、居住地選びは単なる損得では測れません。
しかし、ここまで資産価値に大きな差が出る現実を目の当たりにすると、「住まい選びは冷静な判断が必要だ」と考えざるを得ないのではないでしょうか?
Contents
1. 資産価値の現実:事例で見る都心部と郊外の差
神戸市中央区の成功事例
三宮や元町エリアのマンションでは、購入価格の2倍以上で売却できるケースも珍しくありません。
- 事例1:三宮駅近接マンション
- 購入時期・価格:2013年、5,000万円
- 売却時期・価格:2023年、1億円
- 価格上昇率:+100%
- 事例2:元町エリアの中層マンション
- 購入時期・価格:2015年、4,500万円
- 売却時期・価格:2023年、9,000万円
- 価格上昇率:+100%
これらの事例は、都心部の再開発や交通利便性の向上が資産価値を押し上げていることを示しています。
郊外の戸建て住宅の実態
一方で、神戸市北区や西区など、郊外の戸建てはどうでしょうか?
- 事例3:北区の戸建て住宅
- 購入時期・価格:2012年、3,500万円
- 売却時期・価格:2023年、3,300万円
- 価格変動率:▲5.7%
- 事例4:西区の戸建て住宅
- 購入時期・価格:2013年、3,000万円
- 売却時期・価格:2023年、2,800万円
- 価格変動率:▲6.7%
これらの事例では、資産価値の維持が難しく、購入時の価格を上回る売却はほとんど期待できません。
2. 都心部マンションが持つ3つの強み
(1) 資産価値の安定性
都心部は人口が集中し、希少性が高いため、不動産価格が下がりにくい特徴があります。特に再開発エリアでは、さらに価格上昇が期待されています。
(2) 利便性の高さ
交通網が充実している都心部では、通勤・通学の利便性が高く、ライフスタイルの柔軟性も確保できます。
(3) 再開発の恩恵
三宮再開発や神戸空港の国際化など、神戸市中央区では価値を押し上げるプロジェクトが進行中です。これにより、今後も価格上昇が期待されます。
3. 郊外戸建てが直面する課題
(1) 資産価値の低下
郊外では土地が比較的広く供給されているため、価格競争が起きやすい傾向にあります。さらに人口減少が続く地域では、需要低下が価格下落を引き起こす要因となっています。
(2) 通勤・生活の制約
交通アクセスが限定的なため、通勤時間や生活圏の選択肢が狭まることがあります。家族の成長やライフスタイルの変化に伴い、不便さを感じることがあるかもしれません。
(3) 売却の難しさ
購入時には魅力的に思えた物件でも、売却時には需要が少なく、価格を大幅に下げざるを得ないケースが多く見られます。
4. 冷静に考える:住まいと資産価値のバランス
もちろん、「家は暮らすためのもの」であり、資産価値だけで判断するべきではありません。しかし、ここまで明確な差があると、住まい選びが将来の資産形成や生活の安定に与える影響を無視することはできません。
住まいを選ぶ際に考えるべきポイント
- エリア特性を理解する
再開発やインフラの整備状況が、資産価値に大きく影響します。 - 長期的な視点を持つ
現在の利便性だけでなく、将来の売却時の価値を見据えた選択が重要です。 - ライフスタイルとのバランス
資産価値を優先する一方で、家族の暮らしやすさも忘れてはなりません。
5. まとめ:都心部マンションを検討すべき理由
神戸市中央区のマンションは、資産価値の安定性や利便性の高さから、郊外の戸建てに比べて冷静に検討する価値があります。一方で、郊外の戸建ては広い土地や自然環境を享受できる魅力があるものの、資産価値や売却時の課題を考慮すると、慎重な判断が必要です。
不動産購入は人生の中でも大きな決断です。感情的に選ぶのではなく、冷静な目で資産価値や将来の可能性を見極め、後悔のない選択をしていただければと思います。

トアロードの不動産会社TOANET
代表の大畑清一郎です。私達トアネットは、神戸・大阪エリアでタワーマンション・優良マンションの売買に特化したサービスを提供しています。資産価値を最大化する不動産選びをサポートし、お客様の理想を現実に変えるお手伝いをしています。2013年の創業以来、地域密着型のアプローチで信頼を築いてきました。
プライベートでは、3人の子供の父として、また猫好きとしての一面も持ち合わせています。趣味のダーツでは、金曜日限定で活動しています。元日本チャンピオン大城正樹選手のスポンサーも行っています。
お客様一人ひとりに寄り添った不動産の提案を心掛けておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。