おっと、大畑です。
最近また耳にすることが増えた「神戸市の空室課税」。いわゆる“タワーマンション空室税”です。
ニュースやSNSでは、「投資家を締め出すのか」「不動産価格が下がる」など様々な声がありますが、制度の目的はいたってシンプルで、“住む人が住めるようにしよう”ということだと思います。
タワーマンションの中には、投資目的で購入されたものの、長期間空室になっている部屋もあります。こういった“使われていない住まい”が増えると、本当に住みたい人に住まいが届かなくなる。その状況を是正しようとするのが、今回の動きです。
でも本当に、投資目的の空室だらけなんでしょうか?
TOANETの実績データを見てみました
私たちTOANETでこれまでに成約したタワーマンションのデータを見返してみました。
- タワーマンションの成約件数(2016年9月1日〜):294件
- うち 居住用:248件(84.35%)
- 投資用:46件(15.65%)
8割以上が「実際に住むための購入」なんです。
私たちが日々ご相談を受けているお客様も、多くが「実需」、つまりご自身やご家族が住むために購入される方です。もちろん、投資目的で購入される方もいらっしゃいますが、全体から見ると少数派。神戸のタワーマンション市場は、“実需が主役”なんです。
空室課税は誰に向けた制度なのか
それでも課税が導入されるとなると、きっとその対象はごく一部。空室のまま長期間使われていない高額物件など、限定的になると予想されます。
空室課税が導入されたからといって、「タワマンを買うと税金がかかる」という話ではありません。
むしろ、実需で購入する人にとっては「ちゃんと住める環境が守られる制度」として前向きに捉えられる面もあります。
制度の内容にはまだ検討の余地があるかもしれませんが、必要以上に不安を煽るような情報に惑わされず、冷静に判断することが大切です。
TOANETとしてできること
TOANETでは、今後も市場の動きや制度の背景を丁寧に読み解き、お客様にとって必要な情報をわかりやすくお届けしていきます。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。

トアロードの不動産会社TOANET
代表の大畑清一郎です。私達トアネットは、神戸・大阪エリアでタワーマンション・優良マンションの売買に特化したサービスを提供しています。資産価値を最大化する不動産選びをサポートし、お客様の理想を現実に変えるお手伝いをしています。2013年の創業以来、地域密着型のアプローチで信頼を築いてきました。
プライベートでは、3人の子供の父として、また猫好きとしての一面も持ち合わせています。趣味のダーツでは、金曜日限定で活動しています。元日本チャンピオン大城正樹選手のスポンサーも行っています。
お客様一人ひとりに寄り添った不動産の提案を心掛けておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。